孤高の白衣と高級ランジェリー 玲奈(30)~第1話

主人公紹介

名前:橘 玲奈(たちばな れいな)
年齢:30歳
スリーサイズ:B98(J) W59 H95
職業:外科医
性格:冷静沈着で厳格な態度を貫くが、本当は寂しがり屋。恋愛には奥手だが、心の奥では強く求めている。
背景:大学病院に勤務し、患者にも同僚にも厳しい完璧主義者として知られている。そのせいで周囲から距離を置かれがちだが、実際は誰よりも人恋しい。最近、飲みに行った店で出会った年上の男性のことが気になっている。
ランジェリー:深紅のレースが施されたセット。黒のスカートの下に密かに纏い、ふとした瞬間に自分の秘めた想いを再確認する。

第1話 ― 隠された本音 ―

玲奈は白衣の袖を捲り、手際よく手術の準備を進めていた。手術室には張り詰めた空気が漂い、誰もが彼女の指示を待っている。

「メス」

短く発せられた言葉に、助手がすぐさま器具を手渡す。玲奈の鋭い目が患部を捉え、正確無比な動きでメスが肌を切り開く。その手つきはまるで芸術のようでありながら、一切の感情を感じさせない冷徹さを持っていた。

「ふぅ……」

手術が無事成功し、手袋を外した玲奈は、誰にも聞こえないほどの小さなため息をついた。手術後のカンファレンスを終え、ロッカールームで白衣を脱ぐ。中に隠された深紅のランジェリーが、柔らかく肌に馴染んでいた。

(…こんな色、私には似合わないかもしれない)

だが、彼女はそれを選んだ。あの夜、ひとりで訪れたバーで、偶然隣に座った男――「西條(さいじょう)さん」と名乗った年上の男性。その落ち着いた声音と優しい微笑みに、玲奈は思わず気を許してしまった。

「君、こんな時間まで働いてるのか?」

「ええ。まあ、仕事なので」

その時はつっけんどんな態度を取ったが、本当はもう少し会話を続けたかった。普段、同僚にも患者にも隙を見せることのない玲奈が、気づけば彼の言葉を思い出している。そして、彼と話していた時の自分は、いつもの「厳格な外科医」ではなく、ただの「橘玲奈」だった。

(…また、会えるだろうか)

そんなことを考えながら、彼女は自分の姿をロッカーの鏡に映した。深紅のランジェリーが、いつもとは違う自分を映し出しているようだった。

――次に彼と会ったら、もう少し素直になれるだろうか。

玲奈の心の奥で、ゆっくりと何かが動き出していた。